Lesson ボイトレ

合唱することを人生の友として楽しむ方々は非常に多く、合唱コンクールや合唱祭などをはじめとして、日々多くのイベントが行われていることと思います。

活動を続ける中で「もっと上手くなりたい!」と悩んでおられる方や、周りの仲間や指揮者の先生から声に関する指摘を受けて悩んでいるけれども、うまく改善することが出来ずコンプレックスを抱えておられる方は多いのではないでしょうか?

実際に声のことが原因で、残念なことですが団体を辞めることになったりしてしまった方も見てきました。自分が歌いたい場所で歌えない、というのは本当に辛いことです。

私自身、発声に関してたくさんの苦労を重ねてきた人生なのですが、複数の発声メソッドをしてきた中で、なんとか人並みには歌えるようになってきました。そしてアンサンブルの演奏活動を続けていく中で「アンサンブルが成立するために必要なことは何なのか」ということを考えながら様々なレッスンを受け、アンサンブルにおける声の使い方をより深く理解しようと努めてきました。

アンサンブルがうまくいくためにはコミュニケーションがうまくいくことが非常に大切ですので、それらの「合唱のためのスキル」の多くを言語化し、他人にわかりやすく伝えることができる様にまとめられたと自負しております。そのスキルをお伝えする、また歌う上で必要なフレージングとその実現のために必要な技術、そして音程の取り方の指導という、合唱を歌うために特化したレッスンを行っています。是非レッスンにいらしていただいて、合唱生活をより充実したものにしていただければ、と思います。

声そのものをトレーニング「ボイストレーニング」

発声という運動は「呼吸」「声帯振動」「共鳴」の3つの段階に分けて考えられますが、レッスンではそれらの動きの分離、強化を狙ったトレーニングを行っていきます。

呼吸

呼気と吸気、それぞれの身体の動きを学び、より効率良く呼吸を行えるように訓練する。

声帯振動

声帯、仮声帯の音域に適した合わせた扱いを学び、それらを自由に扱えるように訓練する。

共鳴

喉頭、舌、軟口蓋、喉頭蓋、顎、唇などの共鳴腔の動きを学び、それらを自由に扱えるように訓練する。

という風に発声に関わる諸器官の独立性を高めて、単独でも、複数で協働させても思うようにコントロール出来るようになることで、様々な音色を扱えるような応用力のある歌声の獲得を目指しましょう!

何か上手くいかない…という時にどこに問題があるのか、ということも考えやすくなると思います。

ボイストレーニングで獲得した音色をどう使うか、子音や呼吸音をどのように使うか「ボーカルトレーニング」

ボイストレーニングで身につけた技術を、実際の歌唱でどのように使うのかということを、様々な演奏経験がある講師はどのように考えるのかお伝えしたり、また生徒様ご自身がどのようなことを表現したいのかということをヒアリングしたりしながら、納得する歌い方を一緒に考えていきます。また、実際の歌唱は音色だけではなく子音の使い方や呼吸音の入れ方、音の入り方切り方などの技術を上手く使うことが求められますが、そちらも実践して学んでいきましょう!

より良くハーモニーの中に居るために、どのような音程感覚で歌うか「イントネーショントレーニング」

上手く歌えるようになったところで、ほとんどの問題はクリアしたといって良いと思いますが、合唱の場合は周りとの音程関係が悪く、ハモっていない状態ですと残念ながら聴衆のみなさまには喜んでいただけません。

講師は、純正調という、アカペラで歌う際の音程の取り方について、長年研究を続けているので、音程の取り方に関しても何かしら助けになるアドバイスが出来ると思います。実際の曲のフレーズを歌う中で「ここは高く(あるいは低く)歌った方が上手くいくと思う」というようなアドバイスもさせていただきます。

以上の3つを組み合わせたレッスンを行い、合唱を歌う上でのより高い能力の獲得を狙います。

ボイストレーニングの需要は①>②>③の順かな、と思っていますので、段階をおってレッスン中での①②③の時間の使い方は変わってくると思いますが、合唱を歌う上での能力をなるべく満遍なく獲得していただきたいと思っています。

状況に合わせた3つのコース

現在の自分の歌唱について、課題を知りたい、
1ポイントアドバイスを受けたい

単発コース

55分

7,000円

時間をかけて自分の発声を
しっかりと改善していきたい

定期コース

55分 (月2回)

10,000円

(3ヶ月以上のご利用から)

アンサンブル仲間と一緒に、サウンドを
より良くするためのポイントを知りたい

グループレッスン

55分

4,000円 / 各

(4名まで)

レッスンは基本的には千葉県流山市の弊社スタジオで行います。外部施設で行う場合は会場費・交通費を生徒様にご負担いただきます。
また、Zoomというオンライン通話サービスを使用したオンラインレッスンも実施しておりますので、遠方の方もご利用いただけます。
オンラインレッスンの場合は、レッスン代の支払いはクレジットカードをご利用ください。レッスン予約確定後に請求書メールをお送りいたします。

[対応クレジットカード]
Visa、MasterCard、American Express、JCB、Diners、Discover

ボイストレーナープロフィール

富本泰成
(とみもと やすなり)

東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。世界で通用するトップレベルのアンサンブル歌手になるべく、大学を卒業してからは「Vocology in Practice」「Estill Voice Training」「フースラーメソード」などの様々な発声メソッドとアカペラのためのイントネーション理論を学ぶ。

2009年に創立された合唱団、harmonia ensembleの団員として、2011年に行われた第40回トゥール国際合唱コンクール(フランス)にてグランプリを受賞、以降、2012年ヨーロッパグランプリ(スロヴェニア)、2013年南フランス国際合唱フェスティバル(フランス)、2014年第10回世界合唱シンポジウム(韓国)などに出場し、数多くの合唱経験を積む。

その経験から、日本でも高いレベルのアンサンブル団体を作りたいと「Vocal Ensemble 歌譜喜」「八重桜」「emulsion」の3つの団体を結成し、各団体の単独でのコンサートや「AcappelLabo Concert」と題した3団体のジョイントコンサートを企画、開催している。2023年春、アンサンブルの演奏事業と音楽家としての演奏・指導の事業を併せた「株式会社AcappelLabo」を設立。

主宰団体以外でも様々なジャンルでアンサンブル歌手として活動しており「ヴォーカル・アンサンブル カペラ」「古楽アンサンブル コントラポント」「vocalconsort initium」「ENSEMBLE XENOS」にメンバーとして参加。
東京混声合唱団レジデントメンバー。発声を小久保よしあき、稲幸恵、角田紘之、Masayo Yamashitaの各氏に、声楽を菅英三子、渡辺健一、上杉清仁、川上洋司、赤沢啓子の各氏に、古楽演奏を花井哲郎、アカペラ・イントネーション理論を犬飼将博、合唱指揮を柳嶋耕太、ヒューマン・ビートボックスをmomimaruの各氏に師事。
コーラス・ピーカブー、東京大学白ばら会合唱団、アンサンブルひろひろ指揮者。合唱団フォンス・フローリス、モーツァルト記念合唱団指導アシスタント。大久保混声合唱団ボイストレーナー。