田村幸代 Sachiyo Tamura
Soprano
父は三味線の職人、母は声楽家という家庭で生まれ、私にとって音楽は自然と身近なところにありました。でも、元々邦楽やクラシックに興味があったわけでもなく、父がよく聴いていたボサノバだったり、小さい頃に習っていたモダンダンスで使っていた音源(ジャンルは色々)だったり、アニメや映画の劇伴、当時私の周りで流行っていたJ-Popとか洋楽とか、わりと色んな音楽を広く浅く聴くのが好きな子供でした。 そんなどっちつかずで優柔不断な私は、学校の部活動も結局友達との流れで決めて…それが合唱部だったわけです。 でも、それから国内外の合唱コンクールや合唱フェスティバル、ワークショップに参加したり、仲間たちと刺激的な時間を過ごしていくうちに「歌を生業にしたい!」と段々と思うようになり、大学、大学院と声楽科の学生として学んで、今は歌手として様々な現場に関わらせて頂いています。2019年にはemulsionにも所属している渡辺研一郎くんと、1stアルバム「秋光」を日本アコースティック・レコーズからリリースさせて頂きました。 AcappelLabo主催の富本くんとは大学の同期で、合唱もずっと一緒にやってきました。2011年にヴォーカルアンサンブル歌譜喜を結成してから、これまで演奏会やイベント、CDのレコーディング、新曲の委嘱初演など様々な経験をさせて頂いております。 歌譜喜をはじめ、AcappelLaboのメンバーは1人1人が個性的だし、技術も表現力も素晴らしいし、本当に尊敬できる仲間たちと一緒に音楽が出来ることが大きな喜びです。 私もそんなメンバーの1人として、これからも精一杯取り組みたいと思います。今後ともご期待下さい!